習慣を作って『最後のダイエット』にしよう!

今年の3月頭から、太り続ける自分自身を反省して「痩せる習慣」づくりを目指してきました。
その軌跡はこちらの2つの記事にて。

なりたいスタイルは、習慣でつくれる?

 

目指すスタイルになる!習慣づくりにチャレンジ中

開始して2ヶ月経過したところで、一冊の本に出会いました。
そして、「痩せる習慣」づくりが自分にあっていたことを確信しました!

「痩せる習慣」2ヶ月間の成果について

“ダイエットするとリバウンドする。”

そんなイメージを持っていましたし、痩せた知人からのアドバイスもあって、あくまで焦点を当てていたのは「痩せる習慣」をつくること。
自分がイメージするなりたいスタイルを、ずっと継続できる生活を作ることを目標におきました。

痩せられても、”生活を戻したら体型も戻る”のでは意味がないのです!

そんな意識を持ってから、二ヶ月。
今、私の体重は、3月のチャレンジ開始からちょうど「マイナス6キロ」です。
BMIは、「23.67」から「21.14」へ!

私なりに周囲の人からアドバイスをもらいながら習慣づくりをしてきました。
それなりに結果も出て、とても満足しています。

『最後のダイエット』と出会った衝撃!

満足したところで出会ったが本が、石川善樹さん著の『最後のダイエット』でした(笑)

石川善樹さんは、予防医学研究者で医学博士です。
1981年、広島県に生まれ、東京大学医学部を経て、米国ハーバード大学にて公衆衛生大学院修了された絵に描いたようなエリートな経歴。
これまでも、cakesなどでちょいちょい見かけていました!
cakesの石川さんのページはこちら。

この本の中には、なるほど!と思う言葉がたくさん出てきます。
今回、私が「痩せる習慣」を作ろうと思った時に絶対に無理だと思ったのが、意志の力で痩せること!
これについて、本文には以下のように書かれています。

たしかに、まれにすごく意志が強いひとというのはいますが、私も含めて、ほとんどのひとの意志の力というものはあてにならないものです。ひとは嫌なことを続けることができないのが普通なのです。

石川 善樹『最後のダイエット』第3章より

ですよねー。
私も、嫌だなーと思うことを意志の力でどうにかしようとした過去はいくらでもありますが、まったくもって継続できません。
習慣になんてとてもできない。
最新科学では、意志の力は有限で、ひとが1日に使える意志の力は体力と同じで使うと減ることがわかったそうです。
寝て回復させない限りは、減っていくのだそう。

だから本書にも出てくるように野球のイチロー選手や、アップルの創始者スティーブ・ジョブズは、なるべくこの意志力を使わないようにしていたんですねー。
毎日カレーを食べるとか、同じ服を着るとか。

意志の力で、「痩せる習慣」を作るのは無理。
それは何となくこれまでの経験から思ったことでした。
そんな私が選択した新習慣は、オフィスのデスクをスタンディングデスクにすること!
椅子がないし、机が高いので立っているしかない!という環境を先に作りました。
そして、もう一つ。
いつでも主食を食べなくても大丈夫だよ、ということを体感し、それを習慣にすることでした。

白いご飯

「痩せたままでいる習慣」を作ること

『最後のダイエット』の肝は、以下の文章に現れていると感じています。

よく考えてみると、日常の行動のかなりの部分は、習慣で行われています。朝起きて、ごはんを食べて、出勤して、仕事をして、帰宅して寝る。一日の行動のほとんどは、繰り返しでできているのです。そんな日々の生活習慣が積み重ねられた〝結果〟が、体重なのです。

つまり、ダイエットの成功とは、「太っている生活習慣」を、「やせたままでいる生活習慣」に切り替えることに他ならないのです。

石川 善樹『最後のダイエット』第3章より

私にとっては、それがスタンディングデスクの使用であり、炭水化物を取り過ぎないことでした。
これは、つまるところ「摂取カロリー<消費カロリー」にすることに他ならないのですよね。
やはりこうしないことには、痩せたままでいることはできません。

そのための習慣を、意志の力による我慢にしないこと。
それが今回の究極のテーマだった気がします。

「痩せる習慣」は、そのまま「痩せたままでいる習慣」につながりました。
スタンディングデスクは、体幹をじわじわ鍛えてくれました。
炭水化物のセーブは、早めに効果を体感させてくれたことによってモチベーションに繋がりました。

モチベーションが上がり、実際に体が軽くなった私は、駅の階段をどんどん登るようになりましたし、一駅くらいは軽く歩くようになりました。
主食の概念が変わって、主食も他のおかずと同じような感覚で食べるようになりました。
明らかに食べる総量が減った気がします。

加えて、歯磨きの時間は同時にスクワットの時間になりました。
「習慣」はどうやら既に習慣化されているものとセットにすると習慣化しやすいらしいと気がついたからです。

歯磨き

6キロ減の状態になったのは、記録を振り返ると2週間ほど前です。
そこからずっとキープ中。
たまにラーメンも食べるし、ケーキも食べていますが、体重の増減はほぼなし。
今の習慣は、単純に表すと「摂取カロリー=消費カロリー」に近い状態なのでしょう。

個人的にはもう少し絞ってもいいかな?
と思っているので、次のステップでは軽く筋肉をつけることに焦点を当てたいと考えています。

終わりに

『最後のダイエット』は、ダイエットを「維持期」と「減量期」に分けて考え、それぞれの期間でやるべきことを明確にしています。
「減量シミュレーター」を使って、人それぞれの目標設定を行うことができるようです。
脳科学に基づいたダイエットへの正しいアプローチ法や、運動法、間食についてもアドバイスがあります。
私は、ある程度体重を落とし、スタイルも絞ってから出会いましたが、ここに到達するまでのやり方が間違っていなかったことを確認することができました。

とにかく「習慣」にするのって難しいですよねー。
現代人が運動習慣を持つのって、時間も場所も、時には金銭すらもかかってきて本当にハードルが高いです。
ある程度筋肉つけて、「摂取カロリー<消費カロリー」になるような習慣を作ればいいとわかっていても、中々……。

ランナー

そんな中で私が作ってきた習慣の軸は、シンプルです。

  • 日常生活の中で、運動になるチャンスを逃さないこと
  • 食べ過ぎないこと。

石川さんは、さらに進化されているようなので、参考にさせていただきつつ、今後もスタイルを進化させていくつもりです!!