毎日小さく息吸って吐いているなら、ヨガを始めてみるのもおすすめです

ヨガは、意識高い系の人のもの。
そんな風に思っていた私も、去年から月一ペースですが、ヨガを始めることになり続けています。

続けてきて気がついたのが、呼吸が変わったということ。
呼吸ってあまりにも日常過ぎて、改めて考えたことはありませんでした。
自分が小さく息を吸って吐いていたことに気がついた時、なんだか色々変わってきたことについて書いてみます。

ヨガに対する先入観を変えたのは、知人の誘い

ヨガって何。
以前の私の中では意識高い系のもの、私からは遠いイメージしかなかったです。
美意識の高い女性の、高尚な趣味。
何か、スピリチュアルなイメージ。
遠い存在として、ちらりと眺めるくらいのものでした。

ヨガってなんだろう。いつからあるんだろう。
ちょっとだけ調べてみました。

一般社団法人 全日本ヨガ協会のサイトより

ヨガの発祥は、今から4500年前のインダス文明までさかのぼります。次世代への継承を繰り返し発展していき、ヨガの経典といわれる「ヨーガ・スートラ」が成立。ここに記されている内容はヨガの指針となっています。
日本ではヨガブームの到来、多様なスタイルのヨガが誕生し、現在のヨガ人口は100万人以上といわれ、その数は年々増え続けています。

4500年前からあるのですね!
日本ではアメリカでのブームを受けて1990年代にブームが起きたようですが、地下鉄サリン事件の影響もあり、イメージダウンした時期があったようです。
2000年代に入ってハリウッドセレブを中心として世界的ブームが起き、人気が再燃したそうです。

実際街を歩けば、ユニクロにもヨガウエアは売られています。
それくらいヨガって浸透しているのですね。
私もヨガを始めるにあたっては、プチプラのヨガウエアを探しました(笑)

ヨガのイメージ

去年、知人がヨガを始めたいというので、伝手をたどってとっこ先生に月一回の出張ヨガ講座をお願いしました。
とっこ先生は、都内でヨガ教室やお料理教室などを開催されている「エイジレス研究所」を主宰しています。
とっこ先生自体がエイジレスな、美しい方です。

イベントの企画や運営は、私の仕事の一部でもあり、好きなこと。
とくに負担ではありません。
お付き合い程度の気持ちで、「ちょっとは運動したいしな」と思っていたこともあって軽い気持ちでスタート。
毎回10人程度で月一回、ランチ付きかお茶付きで開催しています。
ヨガ自体は、一時間半のプログラムです。

ヨガをする人たち

「思ったよりも大変じゃない。」というのが初めてヨガをした時の感想。
年々体が硬くなっているので心配だったのですが、先生がその日の参加者のレベルと体調に合わせて動きを変えてくれるのです。
動きはあくまでゆったり。
とっこ先生のやわらかな、でも、凛としたナレーションに導かれて進んで行きます。

私がしているヨガは、主にはハタヨーガというらしいです。
流派とか、よくわかりませんがとにかくゆったり、体を伸ばしていく感じ。
最後は必ず寝っ転がってまったりする時間が取られます。
いわゆる瞑想状態を取っているようなのですが、私からしたら睡眠の時間のようなものです。
極めて短時間、質の高い深い眠りに落ちます。

終わった後は、肩こりがまずなくなっています。
腰痛も無くなります。
書いている本人が一番びっくりしています。
マッサージより何より、私には効果がありました。

私の中のヨガに対する先入観は、無くなりました。
太っていてもいいし、体が硬くてもいい。
運動神経は関係ない。
誰にでもすぐにやれるものなんだと。

これねー、ハマる気持ちがわかります。
鏡の中の自分の体つきが変わっていくんです。
月一ペースだとそれほど目に見えての変化ではないのですが、ここ最近先生のご厚意で週一でやってみたら、みるみる変わってきました。

目の前の先生が、それはそれは素晴らしいスタイルをされているので、良きロールモデルとなってくれています。

ヨガですらりと伸びたからだ

ヨガで気がついた、自分の呼吸のクセ

ヨガの最中、とっこ先生のとろけそうな声に導かれて必死で体を伸ばしていると、つい息を止めてしまいます。
また、浅い呼吸の繰り返しになってしまうことも。
その瞬間、まるでそれを見透かしているかのように声がかります。
「呼吸止めないで。深い呼吸。」
いけない、いけない。
意識して深く、身体中に酸素を送り込みます。

ヨガをするようになって、日頃自分の呼吸がどれだけ浅いものだったか気がつきました。
日常の中で、ゆっくりと長い時間かけて息を吐き切ることってありますか?
私はありませんでした。

最後はお腹に力を入れて吐き切ると、自然と深く息を吸い込みます。
吸い込んだら、ゆっくり長く息を吐き切る。
体が開いていく感じ、腹筋を使っている感じがします。

ヨガをしなかったら、私は毎日浅い呼吸を繰り返していたのだと思います。
今は、ふとした時に先生の声が降ってきます。
「深い呼吸ね〜。」
すると、浅い呼吸になっていた自分に気がつきます。

慌てて頭のてっぺんから足の先まで、すべての細胞に酸素が運ばれるようなイメージで深呼吸をします。
これをすると、細胞が膨らむような感覚があります。
緊張していた筋肉が緩んで、散漫だった思考も一旦落ち着く感じ。

これだけでもヨガを始めて良かったな、と思うのです。

ヨガ講師とっこ

終わりに

息を吸って吐くって、どの瞬間も生きるためにみんなが自然にしていること。
得意なことは「息を吸って吐くようにできる」なんていう表現があるくらい。

小さく息を吸って吐いていても、もちろん生きていけます。
でも、思い出した時だけでも深い呼吸をすることで、視野が狭くなっていた自分や、体を硬く緊張させていた自分に気がつくことができる。
ちょっと思考や行動を変えたい時に、オススメです。