「努力」は「熱量」に勝てない

タイトルは、尊敬するある編集者の言葉。
実は、誰よりも努力する人の言葉です。

人の心にまっすぐ届けることができる、こんな言葉を紡げるようになりたいのです。

箕輪さんイベント写真

イベントは、運営する側こそ得るものが多い

最近立て続けに、出版された本に関連するイベントの運営をしました。
イベントの責任者として立案から集客のための広報、登壇者とのやり取り、当日のスタッフ招集とスムーズなイベント開催のためのすべてを担当しました。

私は、イベントの運営が大好きです。
ギャラップ社の強み診断、ストレングスファインダーの資質を見ても、人間関係構築力と影響力資質のかたまりです^^;

ストレングスファインダー

おそらく人が好き、人が集まる場のエネルギーが好きなのだろうと自分では分析しています。
そのエネルギーをご飯にしてむしゃむしゃといただき、栄養にしているんだろうなー。

何より、イベントは運営する側が一番得るものがあるのです。
これはある意味当たり前で、コミットする気持ちが違いますから。
登壇者とも直接関わりを持てますし、会場関係者や参加者など他者への想像力を使いまくりです。
意思決定の場面も多く訪れます。

よく、giveの気持ちがすごいねって言われますが、正直誰かのためじゃなく、自分のためにやっています。
自分のためのその先に、もちろん関わった方々に何か持ち帰ってもらいたいという強い思いは持っています。

編集者、箕輪さんとの出会いから本のプロモーションへ

堀江貴文さんの『多動力』という本があります。

ウェブのニュースメディアであるNewsPicksと出版社である幻冬舎が組み、毎月一冊ずつ本を出版する“NewsPicksBook”と呼ばれるシリーズの本です。
ここから出される一連の本の多くを担当しているのが、幻冬舎の編集者である箕輪さんという男性です。
『多動力』の出版直前、彼との出会いをきっかけに本のプロモーションに関わるようになりました。
今、夢中です。

もとより本が好きで、本のコスパの良さに取り憑かれています。
それを広めるなんて、楽しいに決まっている!

箕輪さんが突発的に作ったオンラインサロン「箕輪編集室」にも自然に飛び込みました。
こちらで様々な本のプロモーションや、kindle本の出版に関わる一連の作業に携わっています。

箕輪編集室

公式ツイッター



公式note
noteでは箕輪さんの文章や、ラジオを視聴することができます。

人の心にまっすぐ届く言葉を使う

先月、プロモーションの一環として箕輪さんのトークイベントをYahoo!のコワーキングスペースであるLODGEという場所で、開催しました。
LODGEは、オープンスペースです。
今のところ無料で開放されていて、Yahoo!の人も打ち合わせしているし、外部の人もいます。

「LODGE」ー無料で利用できるYAHOO!のコワーキングスペース

ここでイベントをする際には、「公開」が原則です。
たまたまLODGEに居合わせた人は「立ち見」でふらりと参加できることが、開催の条件の一つになっています。

イベント当日、受付の居残りがあったため、私が受付を片付けてトーク会場に入ったのは終了の15分前でした。
何度か様子を見に来た時には爆笑の渦も起きていた会場内は、その時は静まり返っていました。
ふと、通常の参加者ではない人たちが仕事の手を止めて聴き入っていることに気がつきました。
「このイベントは成功だ」と確信した瞬間です。

YahooLODGEでのイベント風景

その時、質問者から「出版をしたいのですが、編集者さんと知り合うには?」というような質問が投げかけられました。
それに対して箕輪さんは次のように答えました。
「例えば俺なんて北参道行けば毎日でも出会えるよ。でもさ、出会ってどうするの?大事なのはそこだよね。」

幻冬舎は東急副都心線の北参道駅が最寄りです。ちなみに、先日友人から「箕輪さんとすれ違ったよ!」というメッセージをいただいたので、この答えは限りなく真実に近いのでした(笑)

さらにもう一つ。
「出版会議に通る企画書の書き方とは?」
「そもそも本当に世に出したいなら、企画書なんてなくても出る。熱量があるなら、必ず伝わる。これこれこうするといいよっていう型はある程度はあるけど、本当にこれ出そう!ってなるのは、型に則った企画じゃない。」

もう、身も蓋もない。
ないけれど、私はここに真実があると感じました。言葉に力があり、すっと入って来ました。
彼の言葉はシンプルで、恐ろしいくらい本質を突いてくる。
この投稿のタイトルにした言葉もそうです。

私が箕輪さんのイベントに複数回関わっているのも、そのためです。
初めて彼の言葉を聴いた時、その言葉の力で何人かでも主体的に生きるための行動を起こせたらいいなと思ったのです。
周囲にいた、おそらく箕輪さんを知らないであろう人々が聴き入っていたのも、箕輪さんの言葉に力があったからなのでしょう。

実際、私も箕輪さんとは知り合っています。
いますが、本は出ません(笑)今のところは!
私には箕輪さんを動かすだけのコンテンツと熱量がないから。

人の心を動かすのは、小手先のテクニックじゃない。
シンプルだけど、それは真実です。

私の「熱量」は今、人と人とを結びつけること、そういう場をリアルに作っていくことに向けられています。
広げていくためにも、私も言葉の力が欲しい。
まっすぐに人の心に届く言葉を紡げるように、日々言葉と向き合っています。