ヘアライターさとゆみ(佐藤友美)さんの講演は、すごい!
【モテ髪師大悟・出版記念講演会 東京特別Ver.佐藤友美さんコラボ講演会】に行ってきました!
モテ髪師、大悟さんについてはこちらの記事で。
こちらの記事では、佐藤友美(さとゆみ)さんの講演について書きます。
日本で唯一のヘアライター、さとゆみさんの講演は、すごい!
さとゆみさんの講演を聴くのは、二度目です。
さとゆみさんといえば、時間当たりの密度の濃い、早口でテンポの良い語り口。
最初にこのスピードで話します、ついてこれなさそうだったら手を挙げてねっておっしゃるけれど、みんなついていくんですよねー。
それもこれも、聴きやすくて入りやすい話し方、言葉の選び方なのでしょう。
笑いもあり、涙もありのジェットコースターみたいな、楽しい講演なのです。
さとゆみさんご自身がこれまでの経験から伝えたいことを、自分の心からの言葉で伝えてくれるから、深いところに届くんです。
私は講演中、何度も涙ぐんでしまいました。
私も、いつか本を出したいなーなんて考えていましたが、本っていうものはこれだけ伝えたいことがあるから書くもの。
何を書いたらいいのかわからない、なんて言っているうちはおこがましいですね><
とにかく、一度は聴いてみていただきたい!
美容師さんも、ヘアスタイルに悩む人も、そうでない人も!
さとゆみさん講演、「女の運命は髪で変わる」のエッセンスより
講演会のさとゆみさんパートは、著書「女の運命は髪で変わる」の前半、第1章と第2章の内容からでした。
日本で唯一のヘアライターであるさとゆみさん。
ヘアカタログの企画、ディレクションや美容師さん向けのデザインの教科書の執筆。
そして、ビジネス書のライターもされています。
さとゆみさんのこれまで関わった本たちがズラリ。
今年に入ってからでも、もう5冊出版されています!
さとゆみさんは、とにかく髪が大事であるということをおっしゃっています。
人の第一印象の大きな部分を占めているのは、メイクでも服装でもなく「髪である」と。
それはなぜか?
例えば合コンの後、男性たちは反省会をするそうです(笑)
その時に、出会った女性をどう表現するかというと、名前でも服装でもなく
「ショートの子」「ボブの子」
などと、髪型で表現することが多いのだとか!
執筆にあたって、たくさん取材を重ねたさとゆみさんのお話は、説得力があります!
そんなに大事な髪なのに、日本の女性は年に何回サロンに行くでしょうか?
答えは、4.4回/年!
0〜1回という人で実に30パーセントを占めるそうです。
これは、ASEAN諸国6カ国で最低ランク。
ヘアライターさとゆみさんが、日本の美容師は世界一の技術を持っているのに、日本は美容後進国であると言い切ると、どきっとしますね。
髪の毛は毎日着替えない、毎日自分にくっついているもの。
「髪は落とせないメイク、脱げない服」と表現されています。
髪なんてほぼ顔。
メイクや服は稼働時間が短いけれど、髪は24時間365日稼働し常に一緒。
お金かけてもいいところ、費用対効果が高いよ!と。
……確かに!!
男性はすっぴんが好きだそうです。
厚化粧が好きと言う方は、確かにあまりいないでしょうねー。
“生まれつき美人そうな人と一緒になりたい”
それは優秀な遺伝子を欲する人間の本能ですよね。
髪がボサボサならボサボサなほどいい、という人はいない。
髪が綺麗だとDNAがよく見えるそうです。
婚活するなら髪ですよ!DNA的に選ばれやすくなります!
「人は、自分が自分を扱うようにまわりから扱われる」byモテ髪師大悟
さとゆみさんは、大吾さんのこの言葉が好きなのだそうです。
「叶姉妹との打ち合わせが入ったら、マクドナルドでは待ち合わせないでしょ?」
この質問に会場には笑いがこぼれました(笑)
確かに、無理があります(笑)
つまり、彼女たちがかけている時間を思って、まわりは配慮をするのですよね。
髪を綺麗にしているとレストランでも良い席、タクシーでも良い対応される、そんな経験は確かにあります。
髪は、もっとも「自己肯定感」につながりやすいそうです。
日本には謙遜の文化があるせいか、「どうせ私なんか」と思っている女性がまだまだ多いのかもしれません。
また、「私は見た目で勝負していないし」という方もいらっしゃいます。
綺麗になること自体を避けることはもったいないと、さとゆみさんも大悟さんもおっしゃっています。
「自分を信頼することができたら、何があっても戻ってこれる。」
「これがないとぽきっと折れる。」
そんな言葉が胸に残りました。
さとゆみさんは、それを知っているから髪で自己肯定感を上げようと伝え続けているのですね。
終わりに
やっぱり、さとゆみさんの講演はすごい!
さとゆみさんのこれまでの経験から、心から願っていることをたくさん込められた魂の講演です。
言葉を紡ぐプロだから、もちろん繰り出される伝わる言葉もすごいです。
何より大切な友達が、私のことを思ってアドバイスしてくれているようなそんな時間です。
さとゆみさんは、人の可能性を信じている人なのだと思います。
誰もがなりたい自分をまっすぐ目指せたら、社会は明るくなるだろうな。
さとゆみさんのあたたかさ、愛を感じる講演。
たくさんの人に聴いてもらいたいです!!
最後に、先日出版されたさとゆみさんの本をご紹介します。
「道を継ぐ」は、泣きながら書いたノンフィクション本だそう。
ある美容師さんのお話です。
読んで後悔しない、読んでよかったと思える本です。
ブログにも改めて書きたいと思っています。