バンコクでは電車を乗りこなして、街の空気を感じるのがおすすめ

タイ旅行記です。

タイの花かざり

バンコクでの時間は一晩と一日。
短い滞在でしたが、タイ在住の友人たちのおかげで濃い時間を過ごしてきました。
滞在中、活用したバンコクの鉄道事情について書きます。

バンコク再訪で、印象がまったく変わりました!

大学生の頃、友人たちとタイを訪れました。
その時は、低コストの旅行会社のツアーを利用。
ガイドさんと移動の足つきでした。

プーケットではトゥクトゥクと呼ばれる三輪タクシーに乗っての移動が楽しかったのですが、バンコクでは貸切バンでの移動でした。
とっても便利であることは間違いないのですが、街の様子があまりわかりませんでした。

タイのトゥクトゥク

大学生が買うはずもない謎の宝飾店や、バリバリの観光客向けの水上マーケットを回るコースがどうしても付いてくるコース。
当然、欲しいものなんてないので断らないといけないし、時間も無駄になります。

食事も中途半端なホテルでのランチや、タイ舞踊を見ながらタイ宮廷料理……、味はお世辞にも美味しいとは言えないレベル。
バンコクでの思い出は、あまり良いものにはなりませんでした。

ところがこの度の再訪で、まったく印象が変わったバンコク。
それもこれも、鉄道と徒歩での移動による影響が大きかったと感じています。

たくさんのお店が並ぶ近代的なショッピングモールもあれば、昔ながらのマーケットもある。
朝は朝ごはんの屋台が、夜にはフルーツ、雑貨などの屋台が道端に並びます。
近代的な都市の顔と、アジアの熱い顔。
どちらも併せ持つ魅力的な街だということがわかりました。

タイのマーケット

バンコクの電車事情、発展しつつある鉄道ネットワーク

バンコクには以下3種類の鉄道が通っています。
ARL(AirPort Rail Link)
2010年8月23日に開通。
スワンナプーム国際空港駅とバンコク市内を結ぶ、タイ国鉄が運営する高架鉄道。

BTS(Bangkok Mass Transit System Public Company Limited)
1999年開業。
サイアムをはじめ、ラーチャダムリ通り、スクンビット通り、シーロム通りなどバンコクの都心を運行する高架鉄道。

MRT(Mass Rapid Transit Authority of Thailand)
2004年に開通した地下鉄。
ホアランポーン駅(国鉄バンコク中央駅前)とバンスー駅を結ぶ20km(18駅)を運行。
シーロム駅、スクンビット駅、チャトゥチャック駅はBTSの駅と連結している。

こうして見ると、私が初めてタイを訪れた時にはBTSの一部路線が開通していただけだったようです。
それで乗ったことがなかったのかー、と納得。
期間が短くて、BTSしか利用できなかったのが残念!

バンコク地下鉄路線図2016年9月現在のバンコクの都市交通 MRT/BTS路線図(左)と建設中の路線図(右) 出所:BEM

2017年に入ってモノレールの建設も承認され、既存の路線もどんどん延伸してるようです。
アジアでここまで鉄道網が発達していっているのはタイだけなんじゃないでしょうか?
建設中の路線図を見ると、ワクワクします。
ますます住みやすくなりそうですね!

BTS(バンコクの高架鉄道)の利用方法

駅には、コインのみ使用可能な券売機があります。
紙幣しかない場合は、窓口で両替してくれます。
金額はエリアごと設定されており、駅名のところに丸で囲われている数字が運賃。
金額ボタンを選ぶ→コイン投入→カードが結構な勢いで飛び出してくる
こんな流れで購入できます。

バンコクBTS券売機

自動改札があり、カードを正し向きで挿入して通り抜けます。
抜けた先では、軽い荷物チェックが。
リュックだと厳密に見られ、普通のバッグだとゆるい印象でした。

大きな駅では、ホームドアまで設置してありかなり近代的。
東京と変わりませんでした。
電車内もディスプレイにはCMが流れ、冷房完備なので暑い外を歩き回ってバテた後には嬉しい時間でした。
朝晩にはラッシュも東京並みにあるそうですよー。

ホテルの最寄駅から、BTSに乗って屋台村で夜ご飯を食べたり、世界最大と言われる規模のマーケットへ行ったりと活用できました!

バンコクの屋台村

終わりに

宿泊先のホテルが、BTSのOnNut(オンヌット)駅の最寄りでした。

バンコクBTSオンヌット駅
オンヌットは、鉄道開通前は都心部とはちょっと違う田舎っぽい雰囲気の漂う街だったそうです。
駅ができたことによって開発が進み、周辺には高層のコンドミニアムが立ち並び、日本人をはじめ外国人も多く居住するエリアになったとのこと。
それでも物価は中心部に比べるとちょっと割安で、ひなびた感じも程よくあります。
駅直結のショッピングモールもあって便利なところでした。

駅を起点にエリアの雰囲気も変わっていく。
どこの都市も同じですね!

鉄道網がぐんぐん広がっているバンコク。
今後もますます発展することは間違い無いですね。
便利な都市の顔を、アジアらしい活気を味わい尽くすことのできる魅力的な街です!
鉄道を乗りこなして、街の空気を存分に感じることをお勧めします。