<NewsPicks アカデミア 佐渡島庸平×佐々木紀彦「本3.0」>に学んだコミュニティの作り方

先日、NewsPicks アカデミアのイベント”佐渡島庸平×佐々木紀彦「本3.0」”に参加しました!

佐渡島さんも佐々木さんも、1つ違いの同世代の方々。
彼らの行動や発信には、普段から刺激を受けています。

NewsPicks アカデミアには、NewsPicksの有料記事を読みたい!
という思いと、毎月一冊本が送られてきて、面白そうな講演や対談に参加できるということで突進してみました。
月5,000円。この価格を高いと思うかは人によると思いますが、私にとっては投資のようなものです。

アカデミアはこれから作っていく感があるというのも、魅力。
完成して、出来上がったコミュニティなんてつまらないですからね。

イベントは、どこで開催するかも重要だなと思う今日この頃

会場は、渋谷にあるTSUTAYA本社。
私のオフィスからギリギリ歩いていける距離なので、涼しくなった夕暮れ時を歩いて向かいました。
代官山方面から渋谷の端っこに向かう感じで、人通りも多くないため快適でした。

人の集まる場を作るとき、その場をどこに設定するかって結構大事ですよね。
「TSUTAYA本社に入れるんだ」というのも行くための動機の一つになります。
実際、カフェがあってそこで懇親会が開催されたり、セミナースペースもなんだかテンションの上がる場でした。
こういう機会に、他社さんを訪問できるって、すごくラッキーなオマケのように感じています。

お手伝いしているオンラインサロンでのオフ会を、話題のDMM.comさんの移転したばかりのオフィスで開きましたが、大好評でした。
どんな様子だったかは、こちらの記事にて。

DMM.comの新オフィスに潜入してきました!

ハイコンテクストであることと、コミュニティ

この対談では、とにかく「コミュニティ」がキーワード。
最近、あちこちで耳にするワードです。
私自身、コミュニティを持っているって強い!と実感することが多々ありますので、興味津々の分野。

コルクの佐渡島さんは、コミュニティを非常にうまく活用している印象です。
佐渡島さんは、コミュニティを作るには、中でのハイコンテクストが大事だとお話しされていました。
ハイコンテクストであるということは、抽象度が高く、外部からは入って行きにくい雰囲気になります。

中の人にしかわからない表現や空気があるんですよね。
とすると理解できる人が少ない、スケールしないのでは?
という議論になりますが、それはそのままで良いのだと。
ハイコンテクストなものを楽しんでいる人の様子を周りから見て、「楽しそう」と入りたくなるわけですね。

大ヒットした映画『君の名は』でも、あえて余白を残して作ることで想像の余地がある。
そうすると友人同士、知らない者同士がSNSなどで盛り上がることができる。
世界中とやりとりをして、楽しめる。
ヒットするあらゆるコンテンツはそういう設計になっているというのは、面白くて頷きまくりでした。

良い意味での内輪受け。
これは、今後オンラインサロンの運営の方でも生かして行きたいワードでした。

正しいコミュニティに商品をぶつけると、売れる

こんなワードもありました。

投資を漫画で学べる『インベスターZ 』、こちらのブログでも紹介したことがあります。
中学生が投資をする物語で、小学生でも高学年くらいならば理解できる内容だと思います。
お金の勉強は大事ですから、漫画で学べるのは貴重!

お金の勉強は大切!投資初心者なら読んでおきたいオススメの漫画『インベスターZ』

この『インベスターZ』を売るときのエピソードが出てきました。
「株の学校」というメルマガの主催者さんがお手伝いしてくださるということで、作者の三田さんと対談をされ、その内容をメルマガに流したそうです。
こんな学びがありました、とシェアしたところ、10巻セット1,000セットがなんと3時間で完売。
10万人に向けてメルマガを出しただけで、です。

正しいコミュニティに商品をぶつけると、売れる。
とんでもないコンバージョン率ですよね。
つまり、質の高いコミュニティの醸成ってかなり大事!

とにかく、コミュニティを丁寧に作ること。
メルマガも熱心な人だけ残ればいいから、ときにはサーバ移行して死にアカウント整理するとかそんな決断も必要、とのことでした。
コミットの低い、興味のない何百人より、熱くて濃いファン100人なのですよね!

この辺のことは、自社の経営でも感じています。
うちのサービスサイトって、PVは本当に大したことありません。
でも、コンバージョン率が異様に高い。
中身のあるブログを、探す人が使うキーワードを想定して書いていくことで、正しい人だけに届けるという試みをしています。

実際は注文する気が薄い人や、価格比較のためだけに見積もりしてくる層は、正直お相手しきれないのです。大手ではないので。
リソースも限られているので、見積もりを出すなら成約前提であって欲しい。
問い合わせてくる時点で、かなりの見込み客であるように、ターゲットを絞り込んでいます。
今、手応えを感じているところなので、お話の内容がすっと入ってきました。

堀江貴文さんの『多動力』が話題に!

先日、発売された堀江貴文さんの新刊『多動力」も話題に上がりました。
幻冬舎の担当編集者である箕輪さんも会場にいらしていたのですが、話題になったときにはすでに帰られた後で、残念!

この『多動力』、発売前からSNSを中心に話題になり、発売日は前倒しになるわ、発売を前に重版がかかるわで、すでに5万部に!
発売当日には3刷がかかり、8万部になるという勢い。

これは箕輪さんのプロモーションの一環なわけです。
堀江さんのサロンの会員、メルマガ会員が先に読んで、どんどん中身を話題にしていく。
話題になった状態で世に出てくるから、売れる、ということなんですよね。
私も実はこのプロモーションに関わっているので、面白がりながら色々試みています。

何より、本の内容がいい!
この時代に背中を押してくれる、良い意味での堀江さんのおせっかいがありがたいんですよね。
ふと気づくと、自分で自分に限界を設けてしまいがちですから。

本の作り自体も、SNSで拡散されやすい作りになっています。
ワードがどーんと1ページに書かれていて、そこを写メして呟く、という流れが自然にできるんです。
文章も読みやすく、本を読み慣れていなくてもサクサク読めるかと。

終わりに

ビジネスは、コミュニティファーストで!

この言葉がビシビシ響きました。
自社のこと、今お手伝いしているオンラインサロンのこと。
考えると、できることがたくさん浮かんできます!

同世代が、未来を見据えてどんどん行動している姿を見ると、刺激を受けますね。
『多動力』を発揮して、行動あるのみ!